もしも焼きそば屋だったら。

ありも『う〜ん・・・う〜ん・・・う〜ん。。。』
ようた『どうしたんだい?ありも。』

ありも『う〜ん・・・う〜ん・・・う〜ん。』
ようた『えっ!?無視ぃ?』
ありも『あぁ。キャップか?困ったんだよぉ。』
ようた『何が??』
ありも『お客が来ないんだぁ。僕の代で焼きそば屋・・・
    終わっちゃうかも。』
ようた『それは、困ったねぇ。いつからだい?』
ありも『2年くらい前・・・。』
ようた『・・・
    あっ・・・そう。じゃぁちょっと作って見せてよ。』
ありも『なにを?』
ようた『焼きそばだよ!!』
ありも『じゃぁ・・・お金。』
ようた『まっ!マジぃぃぃ?お金とんの?』
ありも『おっかねぇぇ?』
ようた『わかりました。ハイ!』
ありも『お待ち!』
ようた『え゛っ!?もうできたの?はや!
    作り置きしてんじゃ・・・ん!?ありも。その鉄板は?いつの?』
ありも『これ?う〜んオープンからあるよ。隣の金物屋で買ってきた。』
ようた『それじゃぁ駄目だよ!今の御時世、鉄板は自分で作り出さないと。』
ありも『えっ!?そうなの?』
ようた『そうだよぉ。自分で作り上げた鉄板は、炒める麺や素材が生きてくるんだ。
    一つ作ることで、周りの雰囲気はガラッと変わるよ。調味料だって、
    お皿だって、おけらだって。』
ありも『へぇ・・・じゃぁ、だまされたと思って作ってみるよ!』
ようた『・・・だましてないっつぅの!』

トンテンカン・・トンテンカン!ピッタシカンカン!

ありも『作ったよ!キャップ!苦労したけど、自分で作った鉄板で作る焼きそばは、
    本当にうまい!!それに嬉しいし、楽しい!!作ったかいがあったよ。』
ようた『でしょぉ?でも、作る鉄板は2つか3つだね。ほら、オシム監督だって、
    エキストラキッカーは、2人か多くて3人。て言うだろ?なぜか、機能
    しなくなっちゃうんだよね。鉄板同士けんかすると言うか。』

ありも『これからの時代、鉄板は、買ったり貰ったりするんじゃなくて、自分で
    作り出すものなんだね。それで、1つの商品に幾つもの付加価値と、
    知識を得られるってことだぁね。
    でも・・・お客いないね。』
ようた『・・・まぁ、これから。これから。』

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