北の大地に・・・

帯広に北の屋台と言うものがある。
自分も帯広に友人がいるので、行った事はある。
けど、何となくである。
北の起業広場協同組合?という物が、あるらしいのだが、
そこには、幾つもの思惑があって成り立っているようです。
自分が、帯広の町を歩く限り、人通りも少なくここら辺で
成功するのは、大変だろうなぁ・・・としか思わなかった。
でも、この北の屋台は大繁盛。
今、公道上での屋台営業は違法になるようですが、
この屋台村は、道路交通法食品衛生法全てをクリアした
合法の屋台村。
「人間は、あまりに完全なものより、何処か不健全で怪しげな
物に魅力を感じ、ワクワクするもの」
と、言うように、昼間お店が無い空間に、お店が現れるような
感じにし、客席部は組み立て式にして、屋台の雰囲気を
少しでも出そうと言うもの。
しかも、屋台はその屋台にくる人たちがかなり密着する。
だから、トイレに立ったりした時に、来店者たち同士の
会話が少なくとも発生する。「ちょっと、すいません。」的な
一言だけでも。それに隣同士で話をしてみようとさえ思ったりする。
実際自分が福岡にいって屋台に言ったときも、隣の人や店主と
話をしたりしている。
隣でお酒を飲んでいた、若者たちも「たまには屋台で飲むのも
いいなぁ」と言っていた。居酒屋で飲むのと違った感覚が
味わえるようです。非日常的な感覚が。
福岡の屋台は、衛生的にはかなり難があった。けど、隣の人たちと
少なくとも会話があった。「どうぞ、どうぞ」「すいませ・・ん」

でも、人があふれると、店からちょっと外れたベンチに仮設の
テーブルを作り、来店者を座らせていた。そこが普通の居酒屋とは
違った感覚。自分が初めて行った6年も前から、その店は同じ場所で
営業していた。

お店も一緒で、毎日店頭の台しまったり大変だなぁ・・・と
思ったりするけど、来店する人には、何処か違った感覚を与える事が
できていたのかなぁ・・・確かに毎日変えているし、それが何処か
潜在的にでも残っていてくれれば、嬉しいなぁ。
結構、来店する人からは「狭いなぁ・・・」って言われたりするけど
やっぱり、そこで来店者同士の会話が生まれていたり・・・
「すいません。ちょっと通ります・・・」「ごめんなさい。」みたいな。
そこで一悶着ある光景もあるけど、それもまた非日常的か。
通路幅のひろ〜いスーパーでは中々ないだろうなぁ・・・

大事にしている部分は、他にもあるようだけど、中々に今の世の中で
成功している屋台の人々は、頑張っているようです。